日本国内のスマートフォン比率は2020年は88.9%となり、日本は40代以下の9割以上がスマートフォンを所有している社会です。
60代以上のご年配の方もスマートフォンを持っているのをお見かけするほど、スマートフォンはとても身近なツールになりました。
- パソコンは持っていないけどスマホならある
- パソコンはややこしいけどスマホなら操作できる
そのような方も多いでしょう。
スマホのアプリで簡単にブログを始めてブログでお金を稼ぎたい、情報発信をしてみたいなど人によってブログを始める理由は様々あります。
しかし、無料ブログサービスは無料である反面、制限や短所も様々あり、作ってみたけど使いにくい……なんてことは避けたいですよね。
そのため、ブログサービスごとの特徴を捉え、自分の目的に合ったブログサービスを選ぶことが大切です。
今回は有名な無料ブログサービスの中で、スマートフォン用アプリがあるものをピックアップしました。
またブログサービスの全体的な特徴、アプリでどんなことができるのか、使いやすさ、マイナス点などを徹底的に比較していきます。
fa-checkこの記事の信頼性
今回紹介する無料ブログサービス(一部番外編あり)
- Amebaブログ
- LINE BLOG
- goo blog
- はてなブログ
- FC2ブログ
- livedoor Blog
- 楽天ブログ
- WordPress(無料ではないがかなりオススメの番外編)
コンテンツ
パソコンよりも簡単にアプリで開設できるブログ「Amebaブログ」
引用 公式HP Amebaブログ
判定 | 備考 | |
アフィリエイト | △ | A8.netなどの一部で可 |
アドセンス | × | |
運営側広告非表示 | △ | 有料版で非表示 |
独自ドメイン | × | |
HTML | 〇 | |
CSS | × | |
テンプレ | 〇 | 約300以上 |
コミュニティ | 〇 | |
SEO | 〇 | 普通 |
容量 | 〇 | 1TB |
複数ブログ | × | 1つのみ開設可 |
アプリの主な機能 | ブログ開設、記事作成・投稿、閲覧、Facebook、Twitterにも連動可能 |
無料ブログの中で名前を耳にすることが多いAmebaブログ。
会員同士でブログに足跡を残したり、アメーバピグというアバターを使った交流があったりと、ブログとSNSの中間のようなシステムです。
アプリ版の特徴として、パソコンからブログを開設するよりも手順が少なく簡単という点があります。
パソコンからブログを開設すると、登録したメールアドレス宛にメール送られてきて、メールに記載されたURLにアクセスして……という手順がありますが、アプリ版はそれがないので初心者の方でも簡単に出来ちゃいますね。
また、記事の作成、閲覧ともに可能で、Facebook、Twitterにも連動できます。
ただブログとしてのマイナス点は、Google AdSenseなどのアフィリエイト広告が使えない点です。
自動で入る広告も大きく、広告収入で稼ぎたい人には不向きなブログサービスとなっています。
「日記を書く程度で、アフィリエイトはしない」という方にはおすすめです。
スマホしか使わないユーザー向けブログ「LINEブログ」
引用 公式HP LINEブログ(PC版)
判定 | 備考 | |
アフィリエイト | 〇 | |
アドセンス | × | |
運営側広告非表示 | × | 非表示不可 |
独自ドメイン | × | |
HTML | × | |
CSS | × | |
テンプレ | × | |
コミュニティ | 〇 | |
SEO | △ | やや弱い |
容量 | × | 制限なし |
複数ブログ | × | 1つのみ開設可 |
アプリの主な機能 | ブログ開設、記事作成・投稿、閲覧(LINEアカウント必須、スマホからのみ操作可能) |
LINEのアカウントがあれば、すぐにブログを開設できるのがLINEブログです。
最大の特徴としては、操作を行えるのがスマートフォンのアプリのみという点です。
パソコンから行えるのはブログの閲覧のみとなっています。
ターゲットをスマホしか使わないユーザーに絞っているサービスで、短い文章でカジュアルに投稿したい方向けとなっています。
ブログを始めた頃はなかなか長文で書く事が難しく、私は短い文章から書く事を練習しました。
本格的なブログを始める前の練習としてやってみるのもありです。
LINEのタイムラインとも連携しており、「いいね」やコメントで読者と交流することもできます。
またLINEアカウントを使用していますが、LINEに登録している連絡先とは同期しないため、匿名で作ることも可能です。
現在外部サービスとの連携は現状Facebook、Twitterのみとなっています。
マイナス点としては、アフィリエイト自体はできますが、HTML、CSSの編集ができないため、制限は多めです。
また、独自ドメインも使えないため、Google AdSenseも導入できません。
スマホから簡単に日記を書きたい、という方向けにおすすめです。
シンプルで始めやすいブログ「goo blog」
引用 公式HP goo blog
判定 | 備考 | |
アフィリエイト | △ | 有料版のみ可 |
アドセンス | × | |
運営側広告非表示 | × | 有料版でもほぼ非表示にならない |
独自ドメイン | × | |
HTML | △ | 有料版のみ可 |
CSS | △ | 有料版のみ可 |
テンプレ | 〇 | 約650以上 |
コミュニティ | 〇 | |
SEO | △ | やや弱い |
容量 | 〇 | 3GB |
複数ブログ | × | 1つのみ開設可 |
アプリの主な機能 | ブログ開設、記事作成・投稿、閲覧、画像加工・編集機能、自動バックアップあり |
「手元でいつでも読める・書ける・つながる」がコンセプト。
2019年3月にgooブログからgoo blogへ表記が変更になったブログサービスです。
登録はメールアドレス、IDの登録だけで簡単に行えます。
ブログサービスの利用を開始する際、好みのジャンルを選択することができ、それに関連した記事を表示してくれます。
基本的な機能が一通り揃っていて、ヘルプも充実しているので初心者にも易しい作りです。
アプリは編集画面上での画像加工、編集機能が備わっており、写真付きの記事を書く人に向いています。
また、自動バックアップが備わっているため、間違えて閉じてしまったり、文章を削除してしまっても安心です。
また、記事を作成する際「編集部にアピール」にチェックを入れると、アプリが自分のブログ記事をピックアップしてくれることもあります。
マイナス点としては、HTML、CSS編集、アフィリエイトは有料版のみとなっています。
また、有料版にしても運営側の広告を非表示にすることが出来ません。
初心者におすすめのブログ「はてなブログ」
引用 公式HP はてなブログ
判定 | 備考 | |
アフィリエイト | 〇 | |
アドセンス | △ | 独自ドメインが必要 |
運営側広告非表示 | △ | 有料版で非表示 |
独自ドメイン | △ | 有料版のみ利用可 |
HTML | 〇 | |
CSS | 〇 | |
テンプレ | 〇 | 約30以上 |
コミュニティ | 〇 | はてなブックマーク |
SEO | 〇 | まあまあ強い |
容量 | 〇 | 月300MB |
複数ブログ | 〇 | 3つまで可 |
アプリの主な機能 | 記事作成・投稿(html形式は選択不可)、アクセスログ閲覧(簡易)、閲覧機能は最低限、Amazon・Instagramなどの外部から引用可能 |
ソーシャルブックマーク機能の「はてなブックマーク」を通して記事にアクセスが集まりやすく、訪問者を稼ぎやすいブログサービスのはてなブログ。
はてなブログはアフィリエイトも導入できます。
ガイドラインが定まっているので、アフィリエイトを考えている方はしっかり確認してくださいね。
(以前は営利目的利用を禁止していましたが、2019年10月1日に個人の営利利用を許諾する方針となりました。)
個人営利利用全般における禁止事項
個人営利利用全般において、下記を禁止事項とします。
- 違法有害情報、権利侵害情報、公序良俗に反する情報の掲載など、はてな利用規約上の禁止事項に相当する行為。特に、営利利用においてはより厳しい判断基準とする場合があります
- 成人向け情報の掲載や成人向け情報への誘導。ただし下記は除外します
- マッチングサイトのうち婚活や異業種交流などを主目的としたサービスの紹介
- 飲酒、喫煙、ギャンブルなどに関する情報の紹介で、未成年者の利用を推奨していないことが明確なもの
- 成人向けコンテンツの文化的社会的側面を主眼においた論評や紹介で、コンテンツの紹介に必然性があり、記事内容がわいせつな興味を喚起しないもの
- 法令やそのガイドラインに違反する商材の販売、広告表現や勧誘行為
- 一般社団法人 インターネット広告推進協議会(JIAA)のガイドラインに違反する商材の販売、広告表現や勧誘行為
- 社会通念上不適切な商材や販売、広告表現や勧誘行為。具体的には下記のようなものを指します
- MLMへの勧誘行為。
- 情報商材の紹介・販売や、オンラインサロンなどへの勧誘のうち、その内容が公序良俗に反するもの。あるいは、誇大な成果を謳っていたり、極端に高額なもの。無料メールマガジンやLINEへの登録の勧誘についてもその疑いがある場合は禁止対象とします
- リードメール、ポイントサイト、配当型仮想通貨ウォレットなど、一般的にサービス利用によって見込まれる収益より高額な紹介報酬が設定されており、紹介報酬を目的として広告リンクを掲載していると考えられるもの
- 検索サイトが禁止する手法を取るなど不適切な検索最適化行為
- ユーザーの意に反した挙動、予測しない動作を起こすプログラムの設置
- 外部サイトへのリダイレクトや、ユーザーに許諾を得ていないデータマイニングなどを指します
- はてなブックマークや人力検索はてななど、はてなブログ以外のサービスの商用利用
- 機械的な手段によるものなど、通常利用の範疇を超えた過剰なセルフブックマークや、メインアカウントとサブアカウントの使い分けによるブックマークの水増し行為、はてなスターを無差別につけることでの誘引行為、ブックマークの依頼や相互ブックマークなどが該当します
- はてなブログの提供する機能の過剰な利用、目的外の利用
- 無差別に大量の読者登録を行ったりコメントやスターなどを通じて自身のブログに誘引する行為、短期間にブログの作成と消去を繰り返してブログを量産する行為、ブロググループに極端に多数加入する行為などが該当します
アプリ版はスマートフォンで撮った写真も簡単に挿入でき、やAmazonやInstagramなどの外部から引用することもできます。
また、アクセスログの数も簡単に見ることができます。
ただし、アクセスログの経路などの詳細を見ることができない点、編集時の記述方法でhtml形式が選べない点があります。
また、他のブログを閲覧する機能も最低限のため、投稿用アプリといった印象です。
この「はてなブログ」から始めるブロガーさんが全体的に多いです。
老舗ブログサービスで安心のブログ「FC2ブログ」
引用 公式HP FC2ブログ
判定 | 備考 | |
アフィリエイト | 〇 | |
アドセンス | △ | 独自ドメインが必要 |
運営側広告非表示 | △ | 有料版で非表示 |
独自ドメイン | △ | 有料版のみ利用可 |
HTML | 〇 | |
CSS | 〇 | |
テンプレ | 〇 | 約5500以上 |
コミュニティ | 〇 | |
SEO | 〇 | 普通 |
容量 | 〇 | 10GB |
複数ブログ | △ | 別途FC2ID用のメールアドレスを用意することで複数の開設は可 |
アプリの主な機能 | 記事作成、投稿、アカウント切り替え(「旧ブログアプリ」は簡易編集機能あり、「新ブログアプリ」はHTML編集のみ) |
私が学生の頃(××年前)に一度は名前を聞いたことがある、FC2ブログ。
無料ブログの中でも老舗のブログサービスであり、国内でもトップクラスの訪問者数です。
アフィリエイト広告などの商用利用も可能で、HTMLやCSSの編集も可能です。
デザインテンプレートはなんと6000種類以上あります。
ただし、Google AdSense導入で必要となる独自ドメインは無料では利用できず、有料版にする必要があります。
アプリは「旧ブログアプリ」と「新ブログアプリ」の2種類があります。
「旧ブログアプリ」は「見たまま編集」か「HTML編集」が選択でき、「見たまま編集」は操作が簡単で初心者の方におすすめです。
また、アプリ起動後、1タップで投稿ページを開くことができ、外出先などでもブログのネタを見つけたらすぐに投稿することができます。
私は外出している時にブログのネタになりそうな情報を見つけたらすぐにメモする癖があるので、すぐに投稿できるのは嬉しいポイントですね。
さらに、複数アカウントを所持している場合、アカウントの切り替えも簡単です。
マイナス点としては、1ヶ月ブログの更新がないと、運営のFC2の広告が表示されてしまうところ。
FC2ブログを利用する方は、頻繁にブログを更新してくださいね。
アフィリエイトに向いているブログ「livedoor Blog」
引用 公式HP ライブドアブログ
判定 | 備考 | |
アフィリエイト | 〇 | |
アドセンス | △ | 独自ドメインが必要 |
運営側広告非表示 | × | 非表示不可 |
独自ドメイン | 〇 | 無料でも利用できるが別途購入費が必要 |
HTML | 〇 | |
CSS | 〇 | |
テンプレ | 〇 | 約500以上 |
コミュニティ | 〇 | |
SEO | 〇 | 普通 |
容量 | ー | 容量の制限なし |
複数ブログ | 〇 | 10個まで |
アプリの主な機能 | 記事の新規投稿・編集・削除、簡単な画像加工、アクセス解析、一定間隔で記事を自動保存する機能あり |
前述のカジュアル向けのLINEブログで触れたように、しっかりと長文を書きたい人向けなのがlivedoor Blogです。
こちらはアフィリエイト、独自ドメインも無料で利用可能となっています。
(ただし、独自ドメインの購入費用が別途で必要となりますのでご注意下さい。)
アプリでは、記事の新規投稿、編集、削除をすることができます。
また、他の画像加工アプリを使わなくても、簡単な画像加工が可能です。
コメント、トラックバック、メッセージもアプリで管理することができ、アクセス解析機能も利用できます。
また、一定間隔で記事を自動保存してくれるため、書いてる途中で間違えて閉じてしまっても安心です。
マイナス点としては、運営側の広告を非表示にできないという点です。
特にスマホからアクセスすると必ず自動広告が表示されます。
ブログに広告がででーんと居座っている、というのが苦手な人にはおすすめできません…。
楽天アフィリエイトを始めたい方向けのブログ「楽天ブログ」
引用 公式HP 楽天ブログ
判定 | 備考 | |
アフィリエイト | 〇 | |
アドセンス | × | |
運営側広告非表示 | × | 非表示不可 |
独自ドメイン | × | |
HTML | × | |
CSS | × | |
テンプレ | 〇 | 約450以上 |
コミュニティ | 〇 | |
SEO | △ | 容量の制限なし |
容量 | ー | 1TB |
複数ブログ | × | 1つのみ開設可 |
アプリの主な機能 | 記事の編集・投稿、他ブログの新着記事、ランキング閲覧(PC版に比べると編集の快適さはやや劣る) |
「楽天アフィリエイト」を簡単に貼ることができるのが楽天ブログです。
ブログ開設から、初心者でもすぐに「楽天アフィリエイト」を始めることができます。
大手通販サイトの楽天ですから商材が豊富で、訪問者がクリック後、30日以内に成約があれば報酬が発生します。
そのため、通販関連の記事と相性がいいブログサービスです。
ただし、「楽天アフィリエイト」を使って報酬を得るには、楽天銀行の口座開設が必須となります。
アプリはブログの編集、投稿ができ、他のブログの新着記事やランキングの閲覧も可能となっています。
しかし、パソコン版に比べると編集の快適さは劣ります。
マイナス点としては、HTMLやCSS、独自ドメインが使えない、運営側の広告を非表示にできないなど、制限は多めです。
また、ほとんどの商品の料率は1%(1,000円の成約で10円の報酬)という低さもデメリットの一つです。
番外編:無料ではないけど…お金を稼ぎたいならダントツでおすすめ「WordPress」
引用 公式HP WordPress.com
無料ではなく、レンタルサーバー代やドメイン代が必要となりますが、アフィリエイトやGoogle AdSenseでお金を稼ぎたい人向けなのは「WordPress」です。
無料ブログはレンタルブログという呼ばれ方をすることもあり、運営からレンタルしているものです。
その一方で、「WordPress」で作ったブログは完全に自分のもの、資産となります。
そのため、どんな広告を貼っても、どんな記事を書いても、あなたの自由にブログを作って育てることができるのです。
(違法なことはだめですよ。)
無料ブログよりもSEOにも強く、ブログへのアクセス数も稼ぎやすいため、収入を得るには有利となっています。
ただし、テーマやプラグイン独自の設定、ビジュアルエディターを使った文字装飾ができないため、このような操作はパソコンから行う必要があります。
記事の下書きを書いたり、コメントに返信することはできるため「スマホからの方が操作しやすい人」「隙間時間にブログを書きたい人」向けのアプリです。
「WordPress」については、以下の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
まとめ:無料ブログアプリのおすすめとは
今回はよく耳にする無料ブログサービスの中で、スマートフォン用アプリがあるものをピックアップし、アプリの特徴・使いやすさを解説しました。
特徴ごとにおおまかに分類すると、
- 簡単にブログを開設・手軽に日記が書きたい人向け・・・Amebaブログ、LINE BLOG、goo blog
- 集客しやすく、多くの人にブログを見てもらいたい人向け・・・はてなブログ、FC2ブログ
- アフィリエイトに触れてみたい人向け・・・livedoor Blog、楽天ブログ
- 有料だが、アフィリエイトで稼ぎたい人向け・・・WordPress
となります。
ブログを始めたい理由、目的は人それぞれにあります。
共通していることは、1度ブログを開設してしまえば、そこは自分だけのブログになるのです。
コミュニティの輪を広げたり、たくさんの人に見てもらったり、お金を稼いでみたり…。
そのためにも、ブログサービスの特徴を捉え、長所や短所なども押さえつつ、自分の目的・やりたいことに合ったブログサービスを選びましょう。