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私は現役の理学療法士として今働いております。
そして、お金のことについて悩んでいました。
お金持ちになりたいというよりも、夢を叶えるためにはお金が必要だと思ったためです。
私の夢は、以下の3つです
- 47都道府県全部を妻と周り各地域の良さを知る
- 世界遺産めぐりをする
- メルセデスベンツに乗る
色々なことを試しましたが、これを叶えるには会社員として働いているだけでは絶対に無理だと思いました。
もっというと、理学療法士では絶対に無理だろうなと思いました。
この記事では、なぜ私がその思考に至ったかを経験談を元に解説していきます。
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理学療法士は稼げない
まず理学療法士は稼げないです。
なぜなら、保険点数で収益が決まっているからです。
月3000万円を稼ぐ社長さんとお話しした時に「国が保険点数で収益を決めているからどうにもならない」といわれました。
まさにその通りだと思いました。
ベテランがやろうと新人がやろうと点数は一緒で、医療の質の標準化を図るためには大事なことですが、
一個人が経済的豊かさを手に入れるためには保険点数が障害になってきます。
そのため理学療法士が一日で稼げる収益の額というものは、点数があるのでだいたい決まっています。
いくら質の高いことをしようと、頑張ろうと、ひと月で稼げる額というものは決まっており、大きく収益を伸ばすことはできません。
月に100万とかは絶対に無理です。
また、診療報酬は年々右肩下がりに下がっており、点数がゼロもしくはマイナス改定されています。
これは、昔に比べて今一人が稼げる額が、同じ質のサービスを提供しても下がっているということです。
なぜ下がっているかというと、年々医療を求める人は少子高齢化で増えてます。
そして、限られている財源をみんなが必要としているため、高い診療報酬を払っていると財源がどんどんなくなり、ひとりにかけられる額も減ってきます。
だから、診療報酬は年々下がっているのです。
病院経営の観点から見ると一人当たりの収益はあがらず、年々低下傾向にあります。
「おれはがんばっているんだから給料上げてくれよ」といっても全然稼いでくれない社員、収益を上げてくれない社員にあなたは給料を上げられますか?
無理ですよね。
収益がないのに人件費を上げてしまうと手元にお金が残らないだけでなく、経営を成り立たせるのが難しくなってきます。
私がもし経営者の立場だったらなにをするかというと、「給料上げろ給料上げろ」といってくる人に対して、
「いえいえあなは年々収益がさがってるんですから給料をさげさせてくれませんか」と言ってしまいたくなります。
ですが、現実的にはそうはならないと思います。
というのも人材というものはなくなってしまうことが一番問題になるからです。
ただ人件費が一番経営を圧迫するので、経営者の立場だと下げたいのは事実でしょう。
このようなことから、会社員として給料をあげるのは難しいだろうと私は考えました。
理学療法士を活かして本業以外にチャレンジ
じゃあ、理学療法士として何か他で収益を上げられないかなと考えました。
そして色々なことを実践しましたが結果としては、理学療法士という仕事は現場でしか収入を得ることはできないということが分かりました。
ここで、実際にチャレンジしたことを紹介したいと思います。
発表の練習をして、かなり努力をした結果図書券5000円でした。
研究という観点ではかなりいいことができたかもしれませんが、給料も変わりませんでした。
経験という利益はあげれたが、経済的豊かさとしては学会発表はつながらないなと思いました。
実際の臨床である患者さんへの質の高い医療を提供できるようになったと、自分でも思いました。
ただ、点数には反映されません。
というとは、自分の給料にも反映されません。
逆に、この資格取得のためにお金と多くの時間を費やしました。
この経験から、資格をとることによっても自身の経済的豊かさにはつながらないなと思いました。
「なんかうさんくさいな」、「金稼ぎやってるんじゃね」という周囲からの目線はなくなりません。
ということで、勉強会を主催しても多くの収益を得ることはできないとわかりました。
それだけの労力を使って私の懐に入ってくるお金は雀の涙と言っても過言ではない程でした。労力の割に自分の収益には見合わないなと思い、ここに労力を割いても夢は叶えられないなと思いました。
結果としては、半日程度の拘束で1万円くらい報酬をもらえました。しかしこれには、しっかりとした資料作り、適切な情報を伝えなきゃいけないのでスライド作りからデータをまとめたり、
そのための思考整理、さらにはおどおどしていたりすると人に伝わらないので発表の練習もしました。
プレゼンの練習ですね。こういった部分に時間をすごく割きましたが、これも労力には見合わずダメでした。
自分が発信する土台を作ってそこから、情報を発信し、共感などを得てくれる人から収益をもらえるシステムを構築してみればいんじゃないかと思ったんですね。ところが、お金や医療の知識というものはGoogleからものすごく嫌われます。
個人が医療を情報発信するというのは非常に嫌われて評価されにくいです。YMYLというやつです。
大きな学会や母体があるところでないと評価されません。実際、新型コロナウイルスに関しても個人が出している情報をほとんど評価しておらず、学会レベルでないと検索からでるようにしていません。つまり、私が持っている知識や経験をいくらブログで発信しても中々収益につなげるのは難しいということでした。
これらをまとめると、夢を叶えるための収益を得るには、理学療法士という資格だけではどうにもならない。
理学療法士以外の新たな能力を取得し、収益を自分で得ないと、夢を叶えることは無理なんだと実感しました。
理学療法士に関わりのない副業を始める
このような経験を経て、現場でないと理学療法士という資格は活かせないんだなと、すごくよくわかりました。
ということで、ブログで医療以外の情報発信をするようになりました。
そして、ブログ運営のノウハウも自分で勉強するようになりました。
やってみてわかりましたが、ブログ運営の知識・技術は理学療法士にもめちゃめちゃ活きてきます。
副業をすることで、経済的豊かさを手に入れるだけでなく、本業に対してより効率的で効果を出すための知識を得ることができました。
具体的に言うとちゃんと患者さんが自分で動く、能動的に動いてくれるようになりました。
ビジネスの業界でもよく使われますが、しっかり集客してその人たちに商品の良さを伝える、
そしたら商品をしっかり買ってくれますよというシステムがあります。
この良さを伝えて理解してもらうことを「教育」といいますが、この教育が非常に大事です。
これをしないとブログというのは利益が出ません。
これは、ブログに限らずビジネスやサービス業すべてにおいていえることです。
集客→教育→販売というこの流れっていうのは基礎中の基礎土台になるので、これを知っていないとブログ運営はできません。
これを知ったことによって、理学療法士としての本業の部分にものすごい活かすことがてきました。
現在では患者さんから「こうぺいさん何時来れますか?」「こうぺいさんに来てほしいです」と患者さんから選ばれるようになりました。
それほど、私が理学療法を提供する良さというものが、患者さんに「教育」というものを経て理解してもらえたということです。
ビジネスでいう教育を本業でも活かせるようになった経験でした。
まとめ
- 理学療法士は保険点数で収益が決まっている
- 年々点数は下がっているため収益をあげるのは難しい
- 理学療法士として色々試みたが他の場所で収益を上げるのも難しい
- 経済的豊かさを得るためには理学療法士以外の分野で副業をして行うのがいい
- そこで知りえた知識や技術は理学療法士にも応用ができてお互いに質が上がっていく
これが私が様々な経験を経て感じたことです。
理学療法士が経済的豊かさを手に入れるのは副業をするしかないと断言できます。
そして、私としてはブログがおすすめです。
ブログでは、様々な知識や経験を積むことができます。本業にもいい影響を及ぼすでしょう。
理学療法士で、お金に悩んでいるみなさん、副業をしましょう!